

「モンブラン」といえば、濃厚でリッチな栗のクリームが主役のスイーツ。
ですが、バターや生クリームが重たく感じられたり、カロリーや脂質を気にして遠ざけてしまっている方も少なくないはず。
そんな方にこそ試してほしいのが、植物性食材や発酵食品、豆類、野菜を使った代替クリームです。
栄養価が高く、体にやさしくて、それでいて満足感もたっぷり。
今回は、身近な材料で作れるヘルシーモンブラン向けのクリームレシピ6選をご紹介します。
自分の体調や好みに合わせてアレンジも自由自在。「わたし流モンブラン」を楽しんでみませんか?
ヘルシーでも満足感たっぷりなモンブランって?
甘さ控えめでもリッチに楽しむには?
「ヘルシー=味気ない」と思われがちですが、素材本来の甘さやコク、食感を活かせば、しっかり満足できる味に仕上がります。
たとえば、かぼちゃやさつまいもの自然な甘み、ナッツや豆のコクは、クリームとしても優秀。
また、甘さはメープルシロップやラカント、甘酒などを使えば、血糖値の急上昇を抑えながら楽しめます。
カロリーや脂質だけじゃない、素材の「栄養価」に注目
代替クリームの魅力は、「引き算」だけではありません。
ビタミン、ミネラル、たんぱく質、食物繊維など、プラスになる栄養素をしっかりとれることも大きなメリットです。
代替クリームを使うメリット
食物繊維・ビタミン・たんぱく質もとれる
豆や野菜、発酵食品を使うことで、栄養価の高いスイーツに。食後の血糖値対策や、美容・腸活にもつながります。
アレルギー対応がしやすくなる
乳製品・ナッツ・グルテンなどに制限のある方でも、素材を選べば安心。
おからや甘酒など、日本の伝統的な食材も活用できます。
甘さや風味を自分好みに調整できる
「もっとあっさり」「もっと濃厚に」など、味のコントロールがしやすいのも手作りならではの魅力です。
ヘルシー代替クリームレシピ6選
1. アボカドチョコクリーム


ねっとり濃厚でチョコモンブラン風に◎
アボカド(熟したもの)…1個
無糖ココアパウダー…大さじ1〜2
メープルシロップまたはラカント…大さじ1〜2
バニラエッセンス…数滴(お好みで)
→ 全てを滑らかになるまで混ぜるだけ。
冷やすと絞りやすく、濃厚な口あたりが楽しめます。
2. 白いんげん豆のバニラクリーム

くせがなく、栗のような優しい甘みで万能タイプ
白いんげん豆(水煮・無塩)…100g
豆乳または水…大さじ1〜2
てんさい糖やハチミツ…小さじ1〜2
バニラエッセンス…少々
→ つぶしてなめらかにし、他の材料と混ぜるだけ。
甘さ控えめでベースにぴったり。
3. カッテージチーズのレモン風味クリーム

さっぱり系。暑い時期や柑橘との相性抜群
カッテージチーズ(裏ごしタイプ)…100g
レモン汁…小さじ1
はちみつまたはステビア…小さじ1
レモンの皮(お好みで)
→ 混ぜるだけで、すっきり爽やかな酸味のあるクリームに。夏モンブランにおすすめ。
4. かぼちゃシナモンクリーム


秋の味覚代表。甘みと香りが◎
蒸しかぼちゃ…100g
豆乳…大さじ1
メープルシロップ…大さじ1
シナモンパウダー…少々
→ かぼちゃを潰して他の材料と混ぜるだけ。あたたかみのある秋スイーツに最適。
5. おからバナナクリーム


低糖質で腹持ち◎。食物繊維も豊富
おからパウダー…大さじ1
バナナ…1/2本
豆乳…大さじ2〜3
バニラエッセンス…少々
→ バナナを潰して混ぜるだけ。5分ほど置くとおからが水分を吸ってなじみます。
6. 甘酒クリーム

発酵の自然な甘みでノンシュガー派に人気
濃縮甘酒(米麹)…50〜80g
豆乳…大さじ1
塩…ひとつまみ
→ 混ぜるだけ。やさしい甘みとコクが栗や芋系とよく合います。
アレンジのヒント:自分だけのヘルシークリームを作ろう
食感や香りを変えて楽しむ
なめらか系(豆/アボカド)に、つぶつぶ系(おから/ナッツ)を組み合わせて食感に変化を。
色や季節をテーマにする
春はいちごや抹茶、夏はレモンやヨーグルト、秋はさつまいもやシナモンなど、季節の色や風味を意識すると見た目も楽しくなります。
甘味料も工夫してみよう
・メープルシロップ:香り高くコクあり
・ラカントやエリスリトール:糖質オフ向け
・デーツペーストや甘酒:自然な甘み+栄養も
まとめ:心も体も喜ぶ「わたし流モンブラン」を
ヘルシーなモンブラン作りは、「がまん」ではなく「自由な選択」の積み重ね。
体にやさしい食材を選びながらも、見た目・味・満足感に妥協しない工夫ができるのが魅力です。
ぜひ、自分の体や気分に合わせて、今日の一皿を自由にアレンジしてみてください。
「わたし流モンブラン」で、心も体もほっとするスイーツタイムを。